些細な悩みでも相談するべき新人看護師

新人看護師によくあるのが、先輩看護師に疑問や悩みを相談できず、1人で問題を抱えてしまうということです。
先輩看護師が忙しそうにしているからなのか、聞く事や悩みを打ち明ける事が恥ずかしいのか、キャリアもなく研修で病院に入ったことがある程度にも関わらず、先輩看護師に相談や悩みを打ち明けられない看護師は少なくありません。
しかし、勉強になるため、先輩看護師に聞いた方が対応はスピーディーです。
先輩への相談は、新人看護師のうちだからこそ与えられた特権です。
何よりもほんの些細なことであれば問題はありませんが、最も大切なことは、医療の現場に携わる者は人の命を預かっているということを忘れてはなりません。
新人がわからないまま判断したりして誤って処置をしてしまっては、重大なインシデントを引き起こしてしまう恐れもあります。

例えば新人看護師が、患者から水を飲みたいと言われたとします。
新人は何も考えず、「絶食と言われたが飲み水くらいなら」と患者に水を与えてしまったとします。
これがもし実際は絶飲をも含めた患者だったら、大変なことになってしまいます。
これは、少し立ち止まって先輩看護師に相談していればこんなことにはならなかったという典型的なケースです。
例え命には関わらなくとも、患者には多大な迷惑かわかかります。
迷惑のみならず、患者に余計な体力を消耗させたりいらぬ苦しみを与えてしまうことにもなりかねません。

常に新人のうちは、ほんの些細なことでも石橋を叩いて渡るくらいの気持ちで先輩看護師に報告、連絡、相談するべきです。
新人のみならず先輩やベテラン看護師ですら医療の現場に携わる者として、報告、連絡、相談は欠かせません。